2023年9月に開催されたOJS安達太良山にサポーター(ボランティア)として参加した際の記録です。
ブログ作成時点で前々回のレースですが、5年連続でサポーター参加しており、毎年流れは変わっていません。
サポーター参加を検討されている方の参考になればと思います。
レース前日の動き
50kmの部は日曜日に開催されるため、土曜日に福島県の岳温泉に移動します。
サポーターが宿泊するのはmt.Innです。
岳温泉までの移動費は個人負担ですが、宿泊費はOSJが負担してくれます。
部屋はこんな感じ。温泉付きの素晴らしい宿です。
地元のトレイルランニングクラブは大部屋のようですが、個人で参加する方は3~4人部屋に割り当てられる印象です。
夕方6時頃からサポーターの全体打ち合わせがあるため、レース会場のあだたら高原スキー場へ移動します。
ここで役割ごとのスケジュール、配置位置、トラブル時の連絡網等を確認します。
土曜日は10㎞クラスのレースが開催されており、岳温泉とスキー場の無料シャトルバスが30分おきに出ているので、公共交通機関で移動してきた方も問題なく向かえます。
打ち合わせ後はバスはないので、他のサポーターの方にお願いして岳温泉まで同乗させていただきました。
夜は宿の美味しい夕飯、温泉を楽しんで就寝です。
レース当日の動き
私は最初に選手が通過する山頂エリアの山岳誘導のため、朝3時半ごろにスキー場を出発して安達太良山を登ります。
稜線が朝日に照らされて非常に美しいです。
朝早くて大変ですが、山岳誘導サポーターだけのご褒美ですね。
しばらくするとトップ選手が通過していきます。
歩行区間、低木が多いため頭上の注意喚起をします。
まだ序盤なのでトップ通過から最後尾まではそこまで離れておらず、順調に誘導を終えることができました。
山頂エリアの誘導後、レース終盤の誘導をするため、休憩しながら配置ポイントへ移動します。
爆裂火口もバッチリ晴れて最高の景色です。
この環境の中で走れる選手たちが少し羨ましいです。
稜線からくろがね小屋に下りてきました。
ここから更に塩沢スキー場方面に下ります。
後半の誘導は塩沢スキー場の関門から馬車道までに点在する渡渉ポイントで行います。
この日は暑かったため、沢で身体を冷やしていく選手も多かったです。
ゴールまでラスト数キロ地点なので、トップ通過から最後尾通過まで5~6時間はかかります。
そこまで難しい渡渉ではないですが、40㎞以上走ってきた選手たちにとって大変なポイントとなります。
選手一人一人に声をかけながら見守りました。
最終ランナー通過後、スイーパーの後に続いてレース用のピンクリボンや看板を撤去しながら進みます。
結局、会場に戻ってきたのは夜9時前。
長い長い一日が終わりました。
大きな事故もなくレースを終えることができて良かったです。
レース翌日の後片付け
レース翌日はレース中のサポーターと別枠で応募します。
主な業務内容はコースに設置されたレース用のピンクリボン、看板の回収です。
レース中も最後尾が通過した後、サポーターが可能な限り回収していますが、暗い中なので取り残しもそれなりにあります。
担当エリアへの移動、車の回収も含めて打ち合わせをした後、実施となります。
担当エリアの回収が完了したら解散となります。
私は昼過ぎに終えたので、最後に岳温泉名物のソースかつ丼をいただいて帰りました。
サポーターをするにあたって
2023年は終日快晴でサポーターにとっても優しい環境でしたが、年によっては雨もあります。
特に安達太良山の稜線は風が強く、山岳誘導の多くはその稜線で長時間活動することになります。
低体温症にならないよう、風雨への対策が必須となります。
上下の雨具はもちろん、サバイバルシート、防寒着も持つようにしましょう。
後半に誘導した沢のように、強風がダイレクトで来ない場所であれば傘も非常に有効な雨対策になります。
また、虫対策のために長ズボンの方が良いです。
レース当日の食事については下記の通りで、OSJが準備してくれるため個人での準備は不要です。
朝食:おにぎり、菓子パン、お茶、水(スキー場で配布)
昼食:おにぎり、菓子パン、お茶、水(朝食と一緒に配布)
夕食:大ボリュームのカレー弁当(夜間、スキー場で配布)
おにぎり、菓子パンは、水は大量に準備されるため、活動時間に応じて必要な分を持ってください。
謝礼についても少し。
OSJはサポーターに謝礼金を出してくれます。
役割によって若干の変動はありますが、レース当日と翌日の後片付けで7,000~8,000円程度いただけます。
私のように東京から新幹線移動でも、実質片道交通費の負担だけで温泉旅館、登山、ボランティアを楽しむことができます。
それなりに大変なのでレース開催の有難みを感じる大切な機会にもなります。
私はなるべく年に1度はサポーターをしたいと思っています。
皆さんも機会があればぜひ。
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