第2回 VOLCANO8に参加した記録

国内トレイルレース

2024年、福島県の安達太良山を舞台に開催されたVOLCANO8に参加した際の記録です。
2023年10月に開催された第1回も参加したので、リピート参加となります。
まだ情報が少ないので、検討している方の参考になれば。

VOLCANO8の概要

開催日:2024年6月8日(土)
場所:福島県二本松市 岳温泉、安達太良山
カテゴリ:30㎞、25㎞
制限時間:8時間(VOLCANO8は8時間を指しています)

募集方法:YAMAPのイベントページで募集
     情報は主催の「安達太良・吾妻 自然センター」のSNSから得られます。

TJARやNHKグレートレースの撮影をする山岳カメラマン、TJAR完走者が主となって運営しているイベントとなります。

安達太良・吾妻 自然センター |Adatara Azuma Nature Center | 福島県
Adatara Nature Center / 安達太良自然センターは、安達太良連峰の麓「岳温泉(だけおんせん)」に拠点を置き、磐梯朝日国立公園の活火山(磐梯・吾妻・安達太良)とその山麓エリアを巡る山旅やアクティビティをサポートする施設です...
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レースの様子

30㎞と25㎞のコースレイアウトは一緒ですが、30㎞は岳温泉からスタートして安達太良山を目指します。
一方、25㎞はあだたら高原スキー場をスタートし、ロープウェイで標高を稼ぐコース設定となっており、よりビギナー向けのコースとなります。

私は2023年秋に開催された第1回で当時32㎞コースを走ったので、今回はのんびり25㎞に参加します。

岳温泉で30㎞、25㎞のブリーフィングを行った後、25㎞の部は車であだたら高原スキー場へ移動。

第三者から見てレース中と分かるゼッケンはなく、CPでニコニコ共和国のパスポートにスタンプを押していくロゲイニング形式のレースとなります。
海外では割とあるスタイルらしく、タイムや順位争いよりもレース、イベントそのものを楽しんで欲しい、という思いからこの形式を取り入れたそうです。

ニコニコ共和国ってなんぞ?という方はこちら。

君は「ニコニコ共和国」を知っているか? かつて福島・二本松に栄えた独立国家
福島県二本松市にはかつて、「ニコニコ共和国」という独立国家があった。岳(だけ)温泉が地域おこしとして名乗った、1980年代に流行するミニ独立国家ブームの先駆けだ。その岳温泉では共和国当時のコミュニテ ...

ロープウェイの乗車にはブリーフィングで配布されたニコニコ共和国の通貨を使用します。
30kmと参加費は同じなので、この通貨分25㎞の方がお得となっています。

この時点で既にレースは始まっているので、他の参加者が通貨で支払っている間に出し抜くことができますが、そんなバチバチしたイベントではないので皆で仲良く乗りました。(笑)

そこからはCPを巡りながら山歩きを楽しみます。
天候も良く、登山者で賑わっていたためのんびり進んでいきます。

安達太良山の爆裂火口。
標高1,700mでこの景色が見られるんだから本当に素晴らしい山です。

歩いてきた稜線。
安達太良山頂から離れると登山者の数も減り、快適に進めるようになってきます。

鉄山付近に設置されている火山観測施設。
うまいこと角度を調整すると火星に着陸した宇宙船みたいな感じで撮影できるらしい…。

鉄山から沼尻の湯の花採取場に下ってきました。
ここを流れる川は温泉となっていて足湯を楽しむことができます。
(水着やタオル等、工夫すれば入浴もいけます。)

今回は火器、カップラーメン、水を持ってきたのでお湯を沸かして食べました。
ここでゆっくり楽しむために25kmカテゴリにしたと言ってもいいです。

着替え用の腰巻タオル、替えの服も準備していたので、全身で温泉を楽しみます。
レース中にふざけてんのか、という感じですが、各々のスタイルで楽しんでくださいというレース主旨なので一般的な登山ルール、マナーから逸脱していなければ問題ないと思います。

8時間の中でどう遊ぶか色々考えてきましたが、実行できる天候で良かったです。
雨が降るとそんなに長居できないですからね。

湯の花採取場を後にして、絶景の稜線に復帰。
本当に気持ちの良い景色です。

これだけの絶景眺めながら走れるレースはVOLCANO8だけですね。

少しのんびりし過ぎましたが、無事に山頂を通過し下山します。

下山は岳温泉までの長い下り。
あまり登山者が通らないルートなので、所々分かりづらい分岐もありますが問題なく進んでいきます。
温泉でのんびりし過ぎたのか、ゴールまであまり時間がない。(笑)

最後は岳温泉神社の鳥居にタッチして無事にゴール。
その後も30㎞の選手が続々とフィニッシュ。

制限時間を過ぎてもケガなく無事に帰ってくればヨシ!で最後の完走者を皆で迎えてレースは終了しました。

レース後

選手全員を迎えた後、アフターパーティで美味しい料理、地酒を楽しみながら参加者との交流を深めました。
小規模イベントだと走って終わりではなく、こうして交流の場を設けてくれるのが本当に良いです。
皆さんの面白い話を聞いてイベントは無事お開きになりました。

宿泊した旅館はこんな感じ。
運営から宿泊有無の確認があり、希望者はリーズナブルな価格で宿泊できるので個人で予約する必要はありませんでした。

非常に良い宿、温泉でした。
ありがとうございました。

イベント1日目のプログラムにすべて参加するとゼッケン代わりのパスポートはこんな感じ。
本当は2日目の登山道復旧トレイルワークも参加したかったのですが、用事があって参加できず…。
また機会があれば申し込みたいと思います。

こんな感じで、安達太良山のおいしいところを全て楽しめるイベントとなっています。
2025年もVOLCANO8を開催するそうなので、興味ある方は「安達太良・吾妻 自然センター」のSNSをチェックしてみてください。

ちなみにVOLCANO72、VOLCANO48という制限時間72時間(200㎞以上)、48時間(70㎞前後)のロゲイニング形式のレースも開催されています。
俺は8時間30㎞じゃ物足りん、という方はこちらもどうでしょうか。
個人的には次は48に参加したいと思っています。

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