2023年夏にTour du Mont-blanc(TMB)の170㎞を8日間で歩いてきました。
トレッキング3日目の記録となります。
Champex(シャンペ)通過
昨日の午後以降は雨が降っていましたが、夜中のうちに止み、本日は晴れ予報です。
Hôtel de la Forclazに併設のキャンプ場はプレハブ小屋、電源、シャワー施設があり快適に過ごせました。お世話になりました。
本日も美しい朝日の中出発します。
標高を上げていくと遠くに麓の町が見えてきます。
朝日が差し込んでいて美しいですね。
開けたエリアではテントを張って野営しているハイカーもいました。
今回、私はキャンプ場だけを使用して歩きましたが、野営することも認められています。
フランス、スイス、イタリアで野営のルールが異なるので、事前に確認して違反にならないように気を付けてください。
昨日の雨の影響でコースの一部が川になっています。
暑ければ足でも浸せたでしょうが、まだ早朝で気温が低いため濡れないように慎重に進みます。
一山超えるとChampex(シャンペ)に到着です。
ここはUTMB時にはエイドになるため、名前だけは聞いたことがありました。
シャンペ湖の脇を走る映像はUTMBハイライトでよく観ますね。
人もまだ少ない時間だったので、湖畔に腰を下ろししばし休憩です。
贅沢な時間です。
La Fouly(ラ・フリィ)へ
Champexからさらに下っている途中、木彫りの動物像が設置されています。
東京の高尾山でも似たような像が設置されていたな、と思い出します。
これはリス?
立ち上がっている姿がどことなく不気味ですね。
ナイトハイク中にこの像を見たらびっくりしそうです。
谷に下りてきました。
今日のキャンプ地であるLa Fouly(ラ・フリィ)までは谷間を歩くため、大きなアップダウンはありません。
町の中にある水で喉を潤します。
これまでの3日間、町中に設置されている水場?で補給していましたが、本当に飲んでも良い水なのかは不明です。
SNSでは家畜の水飲み場の場合もある、という情報も…。
幸い、腹痛にはなりませんでしたが、お腹を壊しやすい人は事前にチェックした方が良いと思います。
歩いていると反対から山と道のウェアを着たアジア系のカップルが来ました。
日本人かと思って声を掛けたら香港から来たカップルでした。
山と道はUL装備として香港でも好評らしく、愛用者は多いとか。
どうやら香港でUL系の登山道具ショップを経営しているらしく、香港のアルファ米をプレゼントしてくれました。
私も手持ちの日本の補給食をお返しに渡した記憶があります。
ハイカーのほとんどがヨーロッパ系なので、同じアジアというだけで意気投合できるのは嬉しいところ。
香港に行く機会があれば、ショップにも顔を出したいと思います。
La Foulyに着きました。
小さな町ですがスーパーマーケット、アウトドアショップの品揃えは非常に豊富。
夕食や今後2~3日分の食糧を買い出しし、すぐ近くのキャンプ場に向かいます。
本日のキャンプ場、Camping des Glaciersに到着です。
こちらはファミリーキャンプからソロキャンプまで対応する、かなり規模の大きいキャンプ場です。
もちろんシャワー施設もあり。徒歩5分くらいで先ほどのスーパーにアクセスできます。
キャンプ場からは氷河を見ることができます。
この日も午後の早い時間に到着したため、のんびりと絶景を楽しむことができました。
ヨーロッパは日の出、日没が日本と比較して遅いので、のんびり出発し、遅い時間に到着するハイカーが多いです。
日本の早出早着をすればキャンプ場の良いポイントにテントを張ることができるので、行動スケジュールは日本と同じにすることがおススメです。
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