2024年8月に開催された立山登山マラニック ウォークの部に参加した時の記録です。
立山登山マラニックとは
大会概要
開催時期:8月下旬
距離:マラニックの部(65km) 常願寺川河口右岸~立山・雄山山頂
ウォークの部(27km) 立山駅~立山・雄山山頂
獲得標高:マラニックの部 3,003m
ウォークの部 2,500m
時間:マラニックの部 4:00~15:00(制限時間11時間)
ウォークの部 6:30~15:00(制限時間8時間30分)
定員:マラニックの部 宿泊コース160名 日帰りコース110名
ウォークの部 宿泊コース25名 日帰りコース25名
参加費:マラニックの部 宿泊コース32,000円 日帰りコース22,000円
ウォークの部 宿泊コース28,000円 日帰りコース18,000円
富山湾から3,003mの立山雄山まで一気に駆け上がるマラニックの部が本流の大会になっています。
ウォークの部は最も景色の良い立山駅以降のルートとなっており、走行禁止のルールとなっています。
今回はウォークの部の宿泊コースに参加しました。

エントリー合戦
私はエントリー開始時間ちょうどにエントリー手続きをしましたが、その時点で「マラニックの部 宿泊コース」は定員に達していました。
「ウォークの部 宿泊コース」はまだあったため無事エントリー出来ましたが、翌日に見たときは定員に達していたため、年によっては数時間で締め切りになる可能性はありそうです。
レースの様子は後述しますが、県外から参加する方は絶対に宿泊コースがおススメです。
レース当日

ウォークの部は立山駅からスタートとなっており、公共交通機関を利用する場合は前日入りが必須となります。(始発電車に乗っても間に合いません。)
東京から参加する場合、夕方には東京駅発の新幹線に乗る必要があるので、少し早めに上がるか午後休を取った方がいいでしょう。

スタート前に荷物を預けます。
預けた荷物は室堂に送られ、完走orリタイア後に受け取ります。
宿泊コースの場合であっても、食事、寝具付きの山荘を利用するため、荷物はコンパクトに収めることができます。

挨拶、準備運動、注意事項の確認後、6時30分にスタートです。

ウォークの部は走行禁止なので、焦らずのんびり進んでいきます。
高い山が見え始めてテンションが上がってきます。



桂台CPでドリンクや軽食が補給できます。

本来であれば桂台から弘法エイドまで歩くのですが、大雨の影響で崩れた登山道があり、今回はバスでの移動になります。
第1便のバスに乗りましたが、この時点でマラニックの部のトップ選手が桂台に到着し、一緒にバスに乗って移動します。
とんでもない速さですね。

弘法エイドに到着後、室堂を目指して歩きます。


アルプスらしい景色になってきましたね。
歩いているだけで楽しいです。

室堂からは登山者に混じって立山雄山を目指します。

絶景。
室堂は5~6年ぶりでしたが、本当に素晴らしい場所ですね。

山頂に建つ神社も見えてきました。
ここまで来ればあと少しです。

昼過ぎくらいにフィニッシュ。


素晴らしい景色の中ゴールすることができました。
ウォークの部は走行禁止なので、言ってみれば普通の登山なのですが、
私のようなイベントを出かける口実にしている人にはピッタリだと思います。
雷鳥荘で宿泊

ゴール後は室堂に下山、荷物を受け取って雷鳥荘へ移動します。
テント泊ばかりで山小屋はほとんど利用したことがないので、この宿泊も大きな楽しみの一つでした。
温泉、食事、寝具、電源が完備されており、山小屋というよりかはホテルのようです。
汗を流せるのは最高ですね。

夕食も立派なもので、まるで旅館のようなメニューです。
刺身まで出てきて、本当に山の上なのか疑いたくなるレベルですね。
レース主催によるビンゴ大会、ゲストランナーの挨拶等、参加者同士の交流を深めることができます。
ガチオさんとお話しましたが、動画の通り優しく、話が面白い方でした。


夕食後に外に出ると、夕日で空が赤く染まっています。
本当に奇麗な景色でした。
しばらく登山からは遠ざかっていましたが、また縦走登山をしたくなる体験ばかりです。
最高のレースとなりました。
レース翌日の黒部ダム観光

翌日は天気が悪い予報なので、登山はせずにのんびり観光Dayです。

立山には国内唯一のトロリーバスがありましたが、更新が難しくなったため、2024年11月30日で廃止となっています。。
ギリギリのタイミングでしたが、最後に乗ることができて良かったです。

ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで黒部ダムに向かいます。

黒部ダムの放水は初めて見ましたが、大迫力です。
こんなとんでもない発電用ダムを1963年に完成させているなんて信じられないレベル。

ウィキペディアによると、作業員延べ人数は1,000万人、殉職者が171名出たそうです。
ダムの横に『尊きみはしらに捧ぐ』と慰霊碑がありました。
命がけでインフラを整備してくださった先人たちに感謝です。
推せるレース
最後は少ししんみりしましたが、レースも観光も楽しめる最高のイベントでした。
少々金額は張りますが、参加して本当に良かったと思いました。
エントリー合戦になるのも納得です。
少しでも興味がある方はエントリー検討を。
絶対にハズレはありません。
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